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無題

 投稿者:有閑文士  投稿日:2016年11月30日(水)07時14分40秒
  私はいったい何者か
知ってるようで
わからない

赤く染まった過去のうち
どれだけ自分で
いられたろうか

さだめの人は何者か
知ってるようで
わからない

赤く染まった過去のうち
どれだけあなたは
あなただろうか

さだめの人は
さだまらず
ただ意思だけが
定まって

さだめの人は
誰なのか
さだめるときは
定まって

自由
意思
自由
意思
自由?
意思?
自由意志?


 
 

深海

 投稿者:有閑文士  投稿日:2015年 9月17日(木)00時58分8秒
  あなたは海の底にいて
暗くて寒い
だれもいない
聴こえるものは水の歌
なぜだか無性に悲しくて
なぜだか涙がとまらない

あなたは海の底にいて
暗くて寒い
浮かべない
聴こえるものは水の歌
何していいかわからずに
何するべきか問えもしない

あなたは海の底にいて
暗くて寒い
たよりない
聞こえるものは水の歌
自分が本当に小さくて
自分が誰だかわからない

あなたはむかし陸にいて
跳ねては笑い
抱き合って
聞こえていたのは人の声
自分が誰か知っていて
何するべきかわかってた

とおい昔の陸のこと
近くて遠い
思い出は
子どもの頃に見た夢で
これから先がわからない
ゆらゆら揺れてわからない

あなたのいまは海の底
暗くて寒い
だれもいない
聞こえるものは水の歌
どうするべきか知りたくて
どうしていいか信じたい

すべての人は海の底
暗くて寒い
わからない
それでも陸はそこにあり
踏み出す足が陸であり
踏み出す意志が陸であり

わからなくても陽は昇り
怖れていても陽は落ちる
夜はすべてを包み込み
山は吐息を繰り返し
街は海底へと沈み

あなたはそれでいいのです
私もそれでいいのです
未来は人の意志であり
人は哀しい生き物です

あなたは海の底にいる
それでもみんなそこにいる
それさえ知ればいいのです
あなたがひとりではなくて
本当はみんなそこにいる のです
 

計測不能

 投稿者:有閑文士  投稿日:2015年 8月 5日(水)01時55分53秒
  たとえば私が毎日吸う
酸素の量を確定できないように
あなたが私の毎日に
届けてくれる幸福の量は
計測不能

たとえば私が毎日摂る
水分の量を確定できないように
あなたが私の毎日に
与えてくれる喜びの量は
計測不能

たとえば私が生きる毎日に
感謝する意識が希薄なように
あなたの存在に感謝する私の
意識の量は計測不能

それでもあなたが私の毎日に
介入してくれる存在の濃度は
時間と距離に比例して
身に沁みるほど計測可能

逢えないあいだの気持ちほど
触れないあいだの不安ほど
計測可能?
計測不能?

いつからこうなった?
どうしてこうなった?
私の問いの答えの先は
計測不能
ずっと計測不能

もしもアダムとイブが
互いに片想いなら
人類はどうなった
それは計測不能?
それは計測可能?

より多く愛する者は
より多く満たされるか?
だけど
愛情の量はいつも
計測不能
だから



私は。





 

予測不能

 投稿者:有閑文士  投稿日:2015年 3月 9日(月)22時26分47秒
  もしも君がいないなら

僕はからっけつの素寒貧だ

もしも君がいなかったなら

僕は無明の闇を往く灯の消えた提灯だ

もしも君がいないなら

僕は寒む寒むとした荒野に耐え得たろうか

もしも君がいなかったなら

僕は過去の木霊(こだま)が呼ぶ亡霊に抗し得たろうか


人はわりあい簡単に産まれ

ときには空っぽのまま死んでゆく

子として親を想わぬはないが

我は我としてひとつの別人格である

しかるに子を為すも我は我であり

人は幾久しく孤独である

君と僕との孤独が時に触れ合って

鮮やかな光彩を放つとしても

それを生と呼ぶには余りに瞬間であると思わないか


君はたしかに我が荒野に咲くただ一輪の野の花である

可憐である


それは 儚いからでもあろうか?




 

計算不能

 投稿者:有閑文士  投稿日:2013年 6月10日(月)23時41分4秒
  +ても
-ても
×ても
÷ても


君との年の差は縮まらないのに


-ても
÷ても
代入しても


君への想いは少しも減らない


どうすればいい?


微分しても
補助線を引いても
方程式を使っても
公式を頼っても


答えが出ないから


数学が嫌いなのに
人生を計算したがる僕は


君へ贈る詩を書いて


ただ途方に暮れるばかりだ







 

空色の小匣(こばこ)

 投稿者:有閑文士  投稿日:2013年 6月 9日(日)00時44分23秒
  瑠璃(ラピスラズリ)の色であなたは微笑い

氷蒼色(アイスブルー)の海へと小匣を投げる

沸きあがる清白な雲を背景にして

波間へと沈みゆく空色の小匣

ゆらゆらと揺れる木賊色(リーフグリーン)の海藻

密やかに囁きを交わす浅葱(ミントブルー)の小魚

閉じ籠めるのが匣の役目?

開けられるのが匣の運命(さだめ)?

フラスコの中で結晶した想いの重さに

空色の小匣は海底へと惹かれ

やがて物言わぬ貝たちに迎えられるだろう

閉じ籠めるのが匣の役目?

開けられるのが匣の運命(さだめ)?

海松色(モスグリーン)の世界に住む

真珠を宿した貝たちが口を開かないとしても

小匣から微かに漏れるあなたの囁きを耳にして

私は空と大地の調和を回復するだろう

閉じ籠められた空色の小匣

開けられる運命の空色の小匣


 

ワルキューレ騎行

 投稿者:有閑文士  投稿日:2013年 5月15日(水)00時06分51秒
  見よ
荒野の果てまで覆う暗雲
轟く雷鳴 嘶(いなな)く悍馬
死の荒れ狂う戦場に
いま
一筋の光

見よ
痩せこけた土地に散る灌木
響く喚声 渦巻く剣戟
暴力の荒れ狂う塵界に
いま
天界の喇叭

鋭い閃光
燃える暗黒
一瞬の青空
光の渦が告げ

乙女が来た
乙女が来た

華麗なる死の行進
英雄を引き連れ
天上(ヴァルハラ)へと連れ去る戦乙女

猛く美しき乙女
靡(なび)くは金の髪
手にするは銀の槍
天馬は疾駆し
闇は逃げまどう
薙ぎ払う光の行進

時は来た
時は来た

遠く天上の鐘
乙女たちは駆け上がる
雲上へと
天界へと
すべての英雄の霊を連れて

昂揚する死の進軍
魂は叫び
乙女の胸で憩い
すべての生は刻を止め
すべては還った
地上の者が届かぬ場所へと







 

賛美歌

 投稿者:有閑文士  投稿日:2013年 5月 4日(土)19時15分11秒
  白く透(とお)る肌に
柔らかな髪をなびかせ
漆黒の瞳に何を宿して
あなたは夢を見るのだろう

しなやかな指先から
流麗な文字を紡ぎ
無垢な心に何を宿して
あなたは夢を見るのだろう

あなたを讃える言葉に
ほんのりと朱(あけ)に染まり
波立つ胸に何を宿して
あなたは夢を見るのだろう

黒髪の乙女の
美しき姿に惹かれ
乾いた希望に何を宿して
私は夢を見るのだろう

想いを言葉に託し
言葉が明日を運んで
二人は何を宿して
どんな夢を見るのだろう


 

(無題)

 投稿者:有閑文士  投稿日:2013年 2月 1日(金)00時44分6秒
  夢を見ていたんだ


喜びと苦しさに満ちた夢を。


夢から醒めたらあなたはそばにいなかった


切なさは消えないけれど


別の夢を見始めたのかもしれない。


現実も夢も


たいして違いはないさ。





 

(無題)

 投稿者:ももんが  投稿日:2013年 1月24日(木)03時26分2秒
  夢をみたんだ。
深い夢を。

素晴らしい世界だった

現実に引き戻されたら
夢の世界がら綺麗で
戻れなくなった。

しかし舞い戻れた。
綺麗な世界よりも
大切なものを見つけた。

ここが自分の場所

 

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